神楽や舞奉納 戦没者を慰霊 護國神社例大祭

update 2012/5/12 11:40


 函館護國神社(真崎不二彦宮司)の例大祭本祭が11日行われた。道南の各市町の遺族会など約300人が参加。社殿では献花や詩歌を、本殿前では舞楽(ぶがく)のほか、松前神楽を奉納し、戦没者を慰霊した。

 同神社は1869(明治2)年5月11日、箱館戦争で新政府軍の勝利が決まった日に創建。箱館戦争から第二次世界大戦までの間の、道南出身の戦没者計約1万3000柱が祭られている。

 例大祭で恒例の函館楽所(はこだてがくそ)による舞楽奉納は「蘭陵王(らんりょうおう)」。中国の蘭陵王高長恭が、龍の面をかぶり戦に挑み、大勝した姿を舞曲にしたもので、優雅な古典の舞に、参列者は感動の様子だった。

 このほか江差追分なども奉納され、遺族代表や来賓が玉ぐしをささげた。

提供 - 函館新聞社


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