売上高減収も100億円確保

update 2012/5/11 10:41


 函館丸井今井(函館市本町、岡崎福美社長)は10日、2012年3月期決算を公表した。売上高は前期比2・3%減の100億1500万円と、減収ではあるものの目安として掲げた売上高100億円台はキープ。岡崎社長は「接客の質の向上やカード会員の増加が効果を挙げた」と喜ぶ。

 親会社の三越伊勢丹ホールディングス(東京)が同日決算発表を行い、この中で連結子会社として概要を示した。

 経常利益は同1・7%減の3億5500万円と、減収減益。ただ最終利益は同14・5%増の2億2900万円で黒字。

 売上高は若干落ちているものの、前年度並みと受け止める。岡崎社長は「函館を中心とする商圏は人口が速いスピードで減っており、その中でどう維持するかは大きな課題」とし、顧客満足度向上を目指して取り組んだ接客力の向上が効果を挙げたとする。さらにクレジット機能付きの優待カード「エムアイカード」の会員数が3月末で約1万7600人となり、顧客囲い込みにもつながった。これら2つは今後も強化する。

 また営業利益は同2・0%減の3億4800万円で、売上高営業利益率は3・47%を確保。グループ内の札幌丸井三越の0・91%と比較するとかなりの高水準だ。

 13年3月期の予測は、売上高は前期比1・6%減の98億5000万円、経常利益は同17・7%減の2億9200万円、純利益は同22・3%減の1億7800万円。主な減収見込みの原因は人口減だ。

提供 - 函館新聞社


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