函館の大学でも注意喚起 小樽商大飲酒問題

update 2012/5/10 11:25


 小樽商科大で7日、未成年を含む9人が急性アルコール中毒とみられる症状で病院搬送された問題を受け、函館市内の大学でも学生に対し、メールや学内掲示板などで注意を喚起する動きが広がっている。

 道教育大学函館校(八幡町1)は、学内に飲酒事故防止を呼び掛ける文章を掲示したほか、全学生を対象にメールを送信。一気飲みや未成年者への飲酒の強要は絶対にしないことなどを呼び掛け、節度のある飲酒を求めた。掲示を見た3年生の学生は「人ごとではない。後輩に対して飲酒を強要するようなことのないよう、注意したい」と話していた。

 公立はこだて未来大学(亀田中野町116)でも全学生を対象にメールを送信。「飲酒による事故が起きないよう一人一人に改めて強く自覚してほしい」と同大。

 函館大学(高丘町51)は、毎年この時期に学内にポスターや文章を掲示し、新入生歓迎会や花見などで「未成年は飲酒しないよう」と呼び掛けている。今回の事故を受け同大は「ひとごとではない。学生委員会の中の話し合いや顧問と連携するなどして飲酒問題について考えていきたい」とする。

 北海道大学は4月や6、7月などは新入生歓迎会やジンギスカンパーティーなど学生が飲酒する機会が増えるとし、毎年定期的に飲酒への注意を喚起する文章を全学部に送付している。同大は「定期的に文章を送り飲酒事故防止に努めている。今回の事故を受けて特別な対応を取ることは今の段階では考えていない」と話している。

提供 - 函館新聞社


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