本年度1隻目海へ 函館どつくで進水式
update 2012/5/9 11:08
函館どつく函館造船所(函館市弁天町、大村靖夫社長)が建造中の新造船「ツインラック エス・ダブリュ」(1万9850トン)の進水式が8日、同造船所で行われた。同社が開発した木材兼ばら積貨物船「スーパーハンディ32」で、本年度は1隻目。本年度も7隻のペースで建造を予定している。
同型船は喫水を浅く、船体の幅を広くするなどして積載容量、推進力を高めている。船体の全長は約176メートル、愛大幅は約29メートル。船主は台湾の海運会社・シーウェイで、船籍はパナマ。
進水式には約300人の市民などが訪れ、カメラを構えたりしながら静かに様子を見守った。命名式で船名が高らかに読み上げられた後、船首に取り付けられた縄を切るとシャンパンが割れ、船は水しぶきを上げながら海に滑り出した。今後は海上で内装工事などを行い、6月下旬に船主に引き渡される。
次回の進水式は7月2日の予定。
提供 - 函館新聞社
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