森町 町長答弁めぐり議会紛糾
update 2012/5/9 11:08
【森】町議会5月会議が8日、開かれた。町有地売却問題などについて、議員3氏が相次いで動議をかけて、緊急質問に立ち、答弁内容をめぐり議会が空転。議員、佐藤克男町長双方に議事の進行を妨げる発言も相次ぎ、予定された議案の審議をせずに休会した。
質問に立ったのは、松田兼宗氏、堀合哲哉氏、黒田勝幸氏の3人。堀合氏は、町有地売却問題の公文書紛失について経過をただした。佐藤町長は「警察の捜査に影響がある」として、答弁を避けたほか、紛失への自身の関与を否定した。
また、黒田氏は、前副町長を刑事告発した件について質問。佐藤町長は「法(刑事訴訟法)に従ってのこと。本来なら、議会側から告発の声が出て当然のことだ」とした。自身の懲戒処分については、捜査などの終了後に科すとした。
3氏の緊急質問終了後、町長の答弁内容が不十分だとして、堀合氏が議会運営委員会の開催を提案し、この日の議案審議を取りやめて休会を決めた。散会間際に、佐藤町長が「本題に入る前に緊急性のない動議はおかしい」と述べたことから、再び議席から反発するやじが飛び、議会が閉じられた後も、佐藤町長との議員とのにらみ合いが続いた。
この日の空転で、9日で任期満了となる教育委員任命の同意案件1件や、グリーンピア大沼の電話機交換機設備改修工事費などを盛り込んだ一般会計補正予算案など議案4件の審議が行われず、11日に本会議を再開することを決めた。
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