公共工事 大幅に減少…函館市
update 2012/5/5 10:43
函館市はこのほど、2011年度の公共工事実績(財務部調度課、企業局発注分)をまとめた。調度課発注件数は工事と工事コンサル(設計など)を合わせて239件で、前年度比36件の減少、金額も48億8837万円で同25億6675万円減と大幅に減少した。企業局と合わせた全体では311件、67億8481万円と、3年ぶりに100億円を下回った。
市発注の公共工事は厳しい財政状況を受けて年々減少傾向にある。昨年度は北消防署改築や神山児童館の新築、弥生小学校の屋内運動場関連工事などが行われた。
調度課発注分は受注金額上位7社までが1億円以上で、いずれも地元企業。同課によると、1位の松本組は8位の紀の國建設と共同企業体(JV)を組み、北消防署庁舎改築主体工事を受注。2位の日新建設は小鹿組(18位)、山崎建設(9位)とのJVで弥生小学校の屋内運動場新築主体工事を、3位の石井組は神山児童館の新築主体工事を単独で手掛けた。工事1件あたりの平均受注額は1346万円と、前年度比329万円の減少となっている。
同課発注分のうち主要7工種の件数と金額は、土木が20件3億9140万円、建築が16件14億7460万円、電気が15件2億5190万円、管が9件2億90万円、舗装が63件12億4600万円、造園が13件1億6880万円、とびが16件1億3340万円。
また11年度の企業局発注工事は72件、18億9644万円で前年度比10件、8億5119万円の減少。前年度に1件あった病院局の発注はなかった。
本年度は函館国際水産・海洋都市構想の中核を担う国際水産・海洋総合研究センターや北消防署末広出張所の新築など、大規模な工事が予定されている。水産・海洋総合研究センターは総工費約40億円で、本年度から2カ年で工事を行い、14年度の供用開始を見込んでいる。
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