JA新はこだて ファーマーズマーケット7月末にオープン

update 2012/5/5 10:43


 【北斗】JA新はこだて(畠山良一組合長)直営のファーマーズマーケット(FM、北斗市東前)が、7月末にオープンする。ゴールデンウイーク明けから既存の同JA東前事業所の改修工事に着手、名称も公募で決める。農産販売に加え、調理・加工体験室も備えるのが特徴。料理教室などで食の大切さを伝え、地域農業のサポーターを増やす考えだ。

 同JAが現在運営する農産物直売所「北斗へい屋」(売り場面積30平方メートル)は東前事業所の隣にあり、農産出荷は北斗市内の生産者が中心。渡島・桧山管内2市12町を区域とする広域JAの強みを発揮しようと、FMは管内全域から出荷者を募り、品ぞろえを拡充。店舗は東前事業所内を全面改修して開設する。北斗へい屋はFMオープンまで営業を続ける。

 同JAによると、47平方メートルに目玉となる調理・加工体験室を整備。地場の食材を使った加工・調理体験や料理教室を開いたり、農家女性が冬場にみそや漬物を作ったりして「消費者と生産者が集まる℃{設とし、他店舗との差別化を図る」と同JA。

 売り場は約180平方メートル。野菜はトマトやニラ、ジャガイモなど年間100種類以上を扱うほか、コメ、花、加工品、酒類などもそろう。フードコーナーも設け、アイスクリームなどの軽食が楽しめる。コメは袋販売のほか、店内で精米もでき、お客が白米の白さ具合を選べる。既存施設に日よけや雨よけとなる「オーニングテント」を配置、休憩スペースや地域イベント会場に使う。

 店舗南側には、駐車場(約1000平方メートル)を新たに整備する計画。

 初年度は出荷者50人程度でスタートし、徐々に拡大。3年後には年間1億円の売り上げを目指す。

 同JAは「生産者と消費者の交流施設が売り。環太平洋連携協定(TPP)問題などに直面する中、施設を利用することで地域の人に農業の大切さを理解してもらえれば」(企画室)としている。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです