夢に向かってがんばって 鍛神小6年 被災地へ手紙としおり

update 2012/5/2 10:39


 東日本大震災で被害を受けた宮城県内の小学生に向けて、函館鍛神小学校(三島千春校長、児童444人)の6年生78人は1日、励ましの手紙としおり作りに取り組んだ。それぞれに「夢に向かってがんばってください」など心のこもったメッセージを添え、エールを送っている。

 同校では、6年生担任の佐々木秀哲教諭が宮城県東松島市に実家があり、同市矢本東小学校で教育実習を受けたことから「何かできることを」と、昨年から全校で文房具や本を送る活動をしてきた。矢本東小は震災の被害は少ないものの、家が被災した児童も通っている。今回も「震災に遭った小学生が元気になってもらいたい」との思いを込め、被災地に手紙と色紙、四つ葉のしおりを作ることにした。

 この日は、4月から制作してきた四つ葉のしおりにひもを通す作業など最後の仕上げをした。色紙の中央には写真が貼られ、余白には児童がそれぞれ考えたメッセージを書いた。6年1組の長内絵美さんは「遠く離れていても自分にできることを一生懸命していきたい。この手紙を見て被災地のみんなが笑顔になってほしい」と話していた。

 手紙やしおりは佐々木教諭が7日、保護者の協力で集められた本などと一緒に直接矢本東小に届ける。佐々木教諭は「活動を通して子どもたち同士の交流と同年代の思いや願いを互いに感じとってほしい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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