「スターボウル」閉館、40年の歴史に幕
update 2012/5/1 10:41
函館市昭和4の老舗ボウリング場「スターボウル」(中村慎一郎支配人)が30日、営業最終日を迎え、40年間にわたる歴史に幕を閉じた。午後10時に閉店するまで愛好者らが大勢訪れ、今では珍しくなった木製レーンに別れを惜しんだ。
スターボウルはボウリングブームを受けて1972年2月にオープン。ピーク時には年間約20万人の利用者を記録するなど、函館のボウリング人気をけん引したほか、数多くの大会を開催し、これまでに2人の選手を国体に輩出してきた。現在は北海道乳業(同市昭和3、田島久吉社長)が子会社に運営委託し、営業を続けてきたが、施設や設備の老朽化に伴って閉館が決まった。
最終日には学生から高齢者までの幅広い年代が足を運び、40あるレーンはいつも以上に多くの客で埋まった。同ボウリング場で開かれていた子ども向けの教室のために、江差町から毎週同行していた宮津睦美さんは「ここで知り合った人たちも多く、楽しい思い出しか残っていない。とても寂しくなる」と話していた。
同ボウリング場は、隣接する旧ホテルオークランド(2009年1月閉館)と年内にも解体される予定。
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