函館の中学修学旅行、今年も道内大半
update 2012/4/26 10:23
函館市内の中学校では修学旅行シーズンを迎えた。例年は2〜3泊の日程で、岩手や青森など東北地方を訪れる学校が多かったが、東日本大震災の影響から、昨年度は札幌方面などへ変更を余儀なくされた学校が相次いだ。本年度も引き続き、道内を訪れる学校が大半だ。
函館市教委によると、本年度札幌方面を予定している中学校は22校、東京が5校、東北が1校。大人数で移動するため、1年ほど前から宿泊施設や見学先などを決めなければならず、「復興の見通しが不透明な状況では保護者の理解を得るのも難しい。本年度も行き先を札幌方面にする学校がほとんど」と市教委。ただ昨年に比べ、各校で体験学習や防災センター見学、小樽での自主見学など内容の充実、工夫が見られるという。市教委は「来年度からは東北方面が増えていくのでは」と話している。
25日は函館宇賀の浦中学校の3年生57人が、札幌・小樽への修学旅行に出発。生徒たちはスーツケースやスポーツバックを持ち、ジャージや財布など持ち物の確認をしてからバスに乗り込んだ。来年度の修学旅行予定について笠島美教教頭は「東北方面と札幌方面の2つで計画しているが、どちらになるかはまだ未定」と話していた。
市内中学校の多くは連休明けから順次修学旅行を実施する予定。
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