世界のシェフ 函館に集結 海藻テーマに料理学会開幕
update 2012/4/24 11:34
国内外から気鋭の料理人が集う「第3回世界料理学会inHAKODATE」(実行委主催)が23日、函館市五稜郭町の函館市芸術ホールで開幕した。国内やアメリカ、スペインなどから料理人をはじめ研究者、料理記者ら34人が参加。24日までの2日間、「コンブ・海藻類」をテーマに掲げ、料理哲学や調理方法などを披露。初日は全体会で7人が発表し、開催記念パーティーも行われた。
スペイン・バスク地方サンセバスチャンで開催されている料理学会を見習い、函館の料理人らでつくる実行委員会(深谷宏治代表)が企画し、2009年4月に初めて開いた。今回は10年9月以来1年7カ月ぶりの開催。
初日は全体会が行われ、市民や関係者ら約500人が来場。冒頭、深谷代表が「この大きな会場でできたことは一生忘れないほどうれしい。料理人が料理をどう考え作るのか、哲学をじっくり聴いてほしい」とあいさつした。
次いで「料理学会」の意義をテーマとしたオープニングトークの後、各料理人や研究者の発表が行われ、函館からは北大大学院水産科学研究院の安井肇教授は「マコンブとガゴメの生物的な魅力」と題して発表した。
各登壇者は映像を使いながら、考案したメニューのポイントや食材の使い方、料理に対する考え方など映像を使いながら紹介。料理人や来場者も質問し、活発なやりとりが繰り広げられていた。
終了後には、函館国際ホテル(大手町)に場所を移し、開催記念パーティーを開催。参加料理人が調理したピンチョス(つまみ)を食べながら交流を深めた。
最終日の24日は午前9時半から、同ホテルで4会場に分かれ分科会を開催。同11時半から函館、道南の特産品を紹介する食材見本市も開設する。
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