東京のアンテナショップ好調 商品入れ替えで「てこ入れ」

update 2012/4/24 11:33


 昨年12月に東京都内のローソン京橋駅前店内にオープンし、函館の特産品を扱う「函館市アンテナショップ」が好調だ。開店から4カ月売り上げは月平均60万円を維持し、毎日商品を購入する常連客もいるという。市経済部は「近く商品のてこ入れを図り、PRを強化したい」とし、初めて一部商品を入れ替える。

 アンテナショップは、地場産品の販路拡大やブランド化、観光PRを図る狙いで、昨年12月22日に開設。「函館もってきました。」と銘打ち、ローソンの店舗一角に約10平方メートルの特設コーナーを設け、水産加工品や菓子類など函館・近郊で製造された約80品目を販売している。

 市経済部によると、函館の商品の売り上げは1日平均2万円、4カ月間で約240万円に上り、「他の自治体のアンテナショップを上回る勢い」(ローソン広報)。市は本年度も函館物産協会への委託費など運営経費として予算200万円を計上している。

 特にキャラメルやイカめし、ガラナ、塩辛の加工品など少量に小分けされた商品の売れ行きが良く、「安くて手軽に食べられるものが近隣の30代を中心にOLやサラリーマンに受け入れられている」(市商業振興課)という。

 市はローソンと商品構成などについて協議を重ね、5月に商品全体の4分の1に当たる約20品を初めて入れ替え、新商品などを投入する。今後は陳列棚の広告物を手書き風にしたり、観光ポスターを増やしたりして売り場の活性化を図る。

 同課は「立地する京橋エリアは再開発が進み、今後はさらに集客が見込める。夏向けの商品を充実させるなど飽きられないよう工夫し、PR効果を高めたい」、ローソン広報も「函館は魅力的なコンテンツが多く、ブランド力が浸透しているのが強み」と話している。

提供 - 函館新聞社


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