ホッカイドウ競馬で道南アピール 農畜産物や観光地をレース名に

update 2012/4/22 11:46


 渡島総合振興局は、25日に日高管内日高町の門別競馬場で開幕する本年度のホッカイドウ競馬を活用し、道南の農畜産物や観光地のPR作戦を展開する。レース名に農畜産物や観光地を冠して宣伝するほか、道内外の発売所でPR映像を流す。場外発売所「Aiba函館港町」(函館市港町)では、馬券購入者らに農畜産物のプレゼントも行う。

 同競馬は、11月15日まで延べ80日間開催される。同競馬の場外発売所は、門別競馬場(本場)を含め道内18カ所ある。道外にも12カ所の発売所があり、大井競馬場(東京)などで発売する日に合わせ、毎月1回(計7回)、レース名に5月は「北斗市きじひき高原特別」と冠するほか、6月は「渡島駒ケ岳登山特別」、7月は「函館奉行所開館2周年記念特別」、8月は「函館マイカ特別」、9月は「道南産米『ふっくりんこ』特別」、10月は「七飯産リンゴ『ななみつき』特別」、11月は「知内町ニラ『北の華』特別」とする方向で調整。自治体が依頼する場合は、無料で冠を付けられる。

 これらの農畜産物や観光地のPRビデオ・写真を発売所のテレビモニターで見られるほか、競馬専門紙・スポーツ紙への掲載、発売所にポスター掲示などを予定している。

 また、Aiba函館港町では原則毎週木曜(延べ30回)の午後4時と同6時ごろ、馬券購入者(抽選)と農畜産物に関するアンケート協力者に道南が誇る野菜や果物、コメ、加工品をプレゼント。1回につき5000円程度の産品を用意する。初回は25日に森町産のキュウリを配る。

 同振興局は「経費を掛けずに道南の魅力を広くアピールできる。農畜産物の認知度向上や、観光客増加に貢献したい」(農務課)としている。

提供 - 函館新聞社


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