キリストの復活　真夜中の祈り…函館ハリストス正教会

update 2012/4/16 12:30

　函館ハリストス正教会（函館市元町３、ニコライ・ドミートリエフ司祭）で１４日深夜から１５日未明にかけて、ハリストス（キリスト）の復活を祝う復活祭が開かれた。信者や市民約６０人が参加し、聖堂で祈りをささげた。

　復活祭はキリスト教の暦の中で、最も重要な祝い日。十字架にかけられて死んだキリストが３日目に復活したことを記念する。同正教会では１４日午後１１時半から、聖堂で「夜半課」といわれる祈とうが始まった。日付が変わると、参加者は外に出て、鐘の音が鳴り響く中、凱旋（がいせん）旗やキリストなど聖人を描いたイコン、十字架などの聖器物を掲げ、聖堂の周りを歩いた。

　鐘が鳴り終わると聖堂前に集まり、聖歌を歌ったほか、復活を祝う言葉をささげた。その後、再び聖堂内に入り、祈とうを行った。

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