あおぞら薬局 基幹薬局に 過疎地の在宅医療を支援

update 2012/4/14 13:15


 函館市石川町149のあおぞら薬局石川店(三上夕介薬局長)はこのほど、道薬剤師会の「地域医療支援センター薬局」と連携し、調剤薬局のない地域の在宅医療をサポートする「基幹薬局」に選定された。同薬局の運営会社、シャンティメディカル(函館)は「自宅で療養を希望する人に安全安心な薬を届けることによって地域医療に貢献できれば」としている。

 センター薬局は、医療過疎地の在宅療養者を支援するため、道薬剤師会が昨年度から整備を進めていて、今秋にも札幌市内に新設される見通し。

 合わせて道内5圏域にも基幹薬局を整備し、函館の他にも旭川や北見、帯広、釧路の4市にも設置する。それぞれ道の助成を受けて、抗がん剤など点滴液を無菌状態で作る「無菌調剤設備」が整備されている。

 点滴液を作る場合、菌が液に入らないよう無菌状態で複数の薬を調整する必要がある。無菌設備を備えているのは大規模な医療機関がほとんどで、薬局だとごく少数という。

 基幹薬局は、センター薬局と連携しながら患者宅に調剤した点滴液を届けるほか、患者宅に薬剤師を派遣して薬剤管理や服薬指導などを行う。また、地域の薬局とも連携した患者サポートも実践していく。あおぞら薬局石川店では、道南エリアをカバーする。

 三上薬局長は「医師や看護師など他の専門職と連携しながら患者のニーズに対応したサポートを心掛けたい。薬に対しての心配ごとや悩みも解決できるよう取り組みたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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