春の観光幕開け 函館山登山道も立待岬への市道も開通

update 2012/4/14 13:14


 春の観光シーズン到来―。冬期間通行止めとなっていた函館登山道(道道立待岬函館停車場線)、立待岬へ通じる市道(住吉町16先―立待岬―谷地頭町4先、一方通行)が13日、通行止めが解除され、待ちわびた市民らがドライブを楽しんだ。



 函館山登山道の登山口ゲート前(青柳町5)には、午前11時の開門を待つ約10台の車列ができた。ドライバーには、地元の町会員が手づくりした「無事に帰る」という願いを込めたカエルのお守り、市などから交通安全、防火を啓発するグッズや、パンジーやビオラの鉢植えが贈られた。

 昨年に続き、一番乗りとなった北斗市の会社員、山本博幸さん(41)は「午前7時半ごろから並んだが、また一番だったので驚いた。毎年、初日の函館山の景色を楽しみにしているので、じっくり見物したい」と話していた。

 同登山道は凍結のおそれがあるため、24日まで午後10時から翌午前9時が通行止めとなる。また、夜景見物での混雑解消のため、バスやタクシーを除く一般車両は25日から10月15日までの期間、午後5時から同10時まで通行禁止となる。



 函館の観光名所、立待岬には観光客らが訪れ、津軽海峡越しの絶景を満喫した。

 今年は大雪の影響で、当初は4月25日まで通行止めの予定だったが、除雪作業が進んだほか、舗装補修工事の箇所が少なかったことで、前倒しした。

 車で到着した人たちは、眼下に広がる大森浜や函館の街並みをカメラに収めたりしていた。札幌から夫婦で訪れた丸山達郎さん(58)は「数十年ぶりの立待岬。天気は良いし、最高の景色だ」と喜んでいた。

提供 - 函館新聞社


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