震災がれきの広域処理 町会連に経過報告…北斗市
update 2012/4/13 12:21
【北斗】東日本大震災で発生したがれきの広域処理にかかわり、北斗市は12日、市総合文化センターで町内会長らに経過を報告した。市は、太平洋セメント上磯工場で早急に処理が始まるような具体的な動きは現段階でないとし、同社と道、市が連携した中で全体の処理計画をまとめた後に、全市を対象に住民説明会を開催するとした。
説明は、同日開かれた町会連合会(磯部正博会長)の本年度総会終了後の席で行われ、市内86町内会のうち、63町内会から町内会長ら役員約70人が出席。市環境課の出口弘幸課長が報告した。
出口課長は、一連の経過として、同社から3月14日に「仮に処理に向けた準備を進めても相当の期間を要する」との説明を受けたとした。また、同19日には道から、▽木くずをセメント製造の原料・燃料として利用し、製品は被災地の復興材として活用▽がれきは被災地で破砕し、JR貨物、トラックでコンテナ輸送▽経費は国に求める―との説明があったとした。
この上で、同社で可能な処理量の検討など、全体の処理計画が必要であるとし、同社と道、市の3者が連携して取り組むことを強調。出口課長は「市民理解を頂かないとならない非常にデリケートな問題。市議会とも相談し、町会連合会はじめ、農協、漁協など産業団体の意見も聞かなくてはならない。丁寧、慎重に検討を重ねていきたい」と述べた。
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