木古内町長選、大森氏が無投票4選

update 2012/4/11 12:55


 【木古内】任期満了に伴う木古内町長選が10日告示され、同日午後5時で立候補の届け出を締め切った結果、現職の大森伊佐緒氏(58)=無所属=のほかに届け出がなく、大森氏が無投票で4選を果たした。当選4回は渡島管内の現職首長の中では最多。

 この日は午前8時45分から町本町の事務所で出陣式を開き、第一声を上げた。選挙カーで遊説に出発し、町内をくまなく回り、支持を訴えた。午後5時に無投票での4選が決まり、詰めかけた支持者から祝福を受けた。

 大森氏は「無投票での当選だっただけに責任の重さを痛感している。これから4年間、住民のため、道南の活性化、発展のために最大限の力で努力する。活気のあるまちづくりを目指していく」と当選の喜びと4期目の抱負を語った。

 大森氏は初当選以来、町財政の健全化を進めてきたほか、保健・医療・福祉の充実を掲げ、老人保健施設の建設、国保病院の改築を行ってきた。また、2015年度の北海道新幹線開業を見据え、木古内駅を拠点とした渡島桧山9町連携による広域観光圏の形成を進めている。

 大森氏は1953年、同町生まれ。木古内高校卒。銀行員、会社社長を経て、2000年に町長選に初出馬し初当選を果たした。

提供 - 函館新聞社


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