ミシュランガイド北海道、道南7店が☆獲得
update 2012/4/11 12:55
【札幌】道南の名店も続々―。20日に発売される「ミシュランガイド北海道2012特別版」(2310円)の出版記念パーティーが10日、札幌市の地下歩行空間で開かれた。席上、全道の掲載施設699軒が発表され、道南からは料亭「冨茂登(ふもと)」(函館市宝来町9)が二つ星を獲得。ほか6軒が一つ星の高評価を受け、関係者は喜びに沸いている。
一つ星に輝いたのは、懐石「煌(きら)」(住吉町17)、「鮨処 美な味」(末広町9)、天ぷら「田ざわ」(杉並町23)、フランス料理「ル・ヴァン」(末広町3)、旅館「若松」(湯川町1)、「鮨 おおね田」(森町森川町7)。
世界の飲食店や宿泊施設を星の数で格付けしている権威あるガイドブックで、北海道版は東京、関西に続く日本の第3弾。事前に選ばれた全道800店を、2010年秋から覆面調査員が実際に訪れ、素材や料理の独創性などを評価した。全道では最高位となる三つ星が4店、二つ星が13店、一つ星が52店。新たにコストパフォーマンスの高い食事を提供する「ビブグルマン」、「おすすめ店」もそれぞれ掲載される。
「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」の二つ星と評された、「冨茂登」の尾形有司社長は「うれしさと同時に身の引き締まる思い。これからも味を追求することを忘れず、函館の料亭として地元の食材を生かした料理でお客さまをお迎えしたい」と喜びを語る。
「そのカテゴリーで特においしい料理」とされる一つ星を獲得した、ホテル「ヴィラ・コンコルディア」(小坂雅敏社長)内のレストラン「ル・ヴァン」の関川裕哉シェフは「歴史あるミシュランで星をいただけたことは神様からの贈り物。これからも地元食材にこだわって自分なりの料理を提供していきたい」。小坂社長も「名だたる名店と一緒に星を獲得できたことは名誉」。「若松」の高島優二総支配人は「受賞を聞いた時は従業員一同で喜びあった」。「煌」の森茂人店主は「評価に恥じぬよう丁寧な仕事を続けていきたい」とコメントした。
パーティーで日本ミシュランのベルナール・デルマス社長は「ミシュランガイドは動くことへの喜びに貢献して創(つく)っている。(自分も)この本を持って大好きな北海道をもう一度旅行したい」とあいさつした。
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