震災被害乗り越え ホタテ出荷盛ん
update 2012/4/10 13:11
【森】噴火湾に面した森町で、養殖ホタテ貝(2年貝)の出荷作業が盛んだ。昨年の東日本大震災の津波被害を乗り越え、出荷は順調に進んでいる。ピークは今月いっぱい続く。
暖流と寒流がぶつかり栄養に富む噴火湾のホタテは、身が引き締まり味も抜群。噴火湾6漁協(長万部、八雲、落部、森、砂原、鹿部)の主力水産物で、水揚げ量は森漁協(松居俊治組合長)が最も多い。
同漁協のホタテ漁業者は160人。松居組合長は「震災後、幼貝が助かるように素早い処理をしたおかげで、耳吊(づ)りが全体で9割ぐらいできた。今季は平年並みの水揚げ量が確保できている」と説明。6漁協の共同値決めによる価格は現在、1キロ当たり136円。昨年高値だった反動もあるが「採算ラインの140円は欲しい」と同漁協。入札も行われ、値決めより5〜10円高く取引されている。
今季の品物はちょうどいい大きさのものが多く、歩留まりも良く順調。集荷場には、網袋に入ったホタテがトラックで次々と運ばれ、計量後、町内外の水産加工業者に出荷されている。
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