函館で黄砂 2年ぶり観測

update 2012/4/10 13:11


 函館海洋気象台は9日、2年ぶりに函館で黄砂を観測したと発表した。午後零時40分から同1時にかけ視程(見通しできる距離)が8キロほどとなり、街並みや風景がぼんやりとかすんで見えたほか、車にも砂ぼこりが付着した。

 黄砂は、中国など東アジアの砂漠などから強風で巻き上げられた砂ぼこりが日本に飛来し、地上に降り落ちる現象。この日は道内では室蘭、本州では盛岡や秋田などでも観測された。同気象台によると、函館での観測は2010年4月3日以来。

 市内ではこの日、雨に混じった砂ぼこりが数多くの車に付着していた様子が見られた。午後1時以降は視程が10キロ以上に回復し、10日までには解消されるという。

提供 - 函館新聞社


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