夏タイヤ出番まだ　大雪や寒さ　交換大幅遅れ

update 2012/4/8 11:52

　今冬の大雪や寒さの影響で、函館市内のカー用品店などではスタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換が大幅に遅れている。例年より数週間ずれ込みそうで、各店舗で並べる夏タイヤも「出番待ち」の状態。各店は「気温が上がる今月中旬にピークを迎えるのでは」と予想し、悪天候続きの空模様に気をもんでいる。

　タイヤ専門店「ミスタータイヤマン函館港店」（港町１）は、毎年３月２０日ごろから１カ月間、交換作業に追われる。しかし今年は寒さで雪解けが進まず、「今月６日までで５、６人が交換した程度」（同店）。夏タイヤの販売も不調で、「路面凍結も一部で見られる。気温が上がる来週以降がタイヤ交換のピークになりそう」と話す。

　イエローハット函館新道店（桔梗町４１７）も、例年のこの時期には一日５０〜６０台分の交換作業をこなすが、今年の利用はまだ数台にとどまるという。「毎年ゴールデンウイーク前までに交換し終える人が多い。来週末から駆け込みのお客さんの対応に追われそうだ」とみる。

　市内・近郊に７店舗の整備工場を持つネッツトヨタ函館は、これまで９５台分のタイヤを交換したが、昨年の同時期より１００台以上少ないという。同店企画課は「今年は雪の影響で１カ月交換が遅れている。来週末以降がピークでは」と話している。

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