障害者の就労選択に広がり 「よつ葉のレシピ」がNPO「ひまわり」傘下に
update 2012/4/7 12:21
函館市本通1のパン屋「よつ葉のレシピ」がこのほど、市内などに障害者就労支事業所を運営するNPO法人「ひまわり」(吉川英敏理事長)傘下の店となり、8日から障害者自立支援法に基づく就労継続支援B型事業所として始動する。
同B型は、一般就労が難しい障害者に対して、雇用契約を結ばないで就労機会を提供する福祉サービス。
障害者の就労支援を視野に入れて開業した同パン屋と、新規施設の開設を模索していた同法人が今年1月にB型事業所の開設に合意し、準備を進めていた。
同法人は市内や乙部町、後志管内黒松内町に、パソコンの軽作業や飲食店業務を行う就労継続支援事業所を運営していて、今回のパン屋で6カ所目の開設となった。
利用者定員を20人とし、指導員2人を配置する。仕事の内容はパンの製造補助や配達補助、店舗清掃など。利用者の勤務時間は、午前7時から午後5時の間で4〜5時間程度としている。
同パン屋は2008年10月にオープン。道産小麦を使った手づくりパン40種類以上を販売する。
同法人の坂井太郎事務局長(28)は「提供する職種が増え、利用者の選択肢も広がる」とし、店主で、施設長を務める柳田禎也さん(49)は「利用者一人ひとりの可能性を見極めながらしっかりサポートしていきたい」と話している。
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