食と観光振興重点に 渡島総合振興局・中西局長着任
update 2012/4/7 12:21
渡島総合振興局の中西猛雄局長(56)が6日、渡島合同庁舎で着任会見を行った。2015年度の北海道新幹線開業に関し「道南にとって千載一遇のチャンス。函館だけでなく、道南全体としてのブランドをしっかり発信していく必要がある。全職員が一丸となり、開業に向けて食と観光の取り組みを重点的に進めていきたい」と抱負を語った。。
東日本大震災で発生したがれきを、道南でも受け入れる動きがあることについて「地域レベルでの理解、安全性の確認が課題になる。道のスタンスは、市町村と一緒になって住民説明を含め汗をかくつもりでやっていく。渡島でも北斗市や太平洋セメントと情報共有し、取り組みが進むよう側面から支援したい」と述べた。。
新幹線の札幌延伸に伴う並行在来線の経営分離問題では「昨年末、政府の新幹線延伸に向けた財源問題が急速な進度で固まった中で、市町村の中で十分に議論できる時間がなかったという点については、申し訳なかったと知事も申し上げている。ただ、間もなく札幌延伸が現実のものになるので、沿線の地域振興や足の確保という面でしっかり対策が取れるよう、市町村長や関係団体とよく日ごろから話し合いをしていきたい。いろいろな方の意見を聞き、相談する姿勢が大事だと思う」とした。。
並行在来線の江差線五稜郭―木古内(37.8キロ)間の費用負担問題で、沿線3市町の負担割合が決まっていないことに関し「道がたたき台を示し、これも参考に3市町で協議をしている。それをまずは見極めたい」と述べるにとどめた。。
中西氏は環境生活部次長から着任。渡島勤務は初めて。1990年4月から3年間、桧山支庁(現桧山振興局)に勤務した経験がある。
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