細川茂樹さんが未来大特別招聘教授に
update 2012/4/5 11:12
俳優の細川茂樹さん(40)が本年度、公立はこだて未来大学の特別招聘(しょうへい)教授に就任することが4日、分かった。同大学の情報アーキテクチャ学科に設けられた高度ICTコースの学生を対象に、コミュニケーション論を中心に年数回講義を行う予定。同大は「ユーザーの目線からの提案をいただき、学生たちのプレゼンテーション能力向上につながれば」と話している。
細川さんは俳優として幅広く活躍する一方、家電製品や情報処理技術の知識が深いことで知られる。昨年、同大の中島秀之学長が編集長を務めている月刊誌「情報処理」に巻頭コラムを寄せたことがきっかけで中島学長と親交を持ち、昨年8月には同大のオープンキャンパスを訪れて学生たちと触れ合った。スマートフォン(高機能携帯電話)のアプリケーション開発に興味を持っていることも手伝い、同大からの申し出を快諾した。
同大は本年度、3年時に選択できる高度ICTコースを新設。学部と大学院の計4年間で、ソフトウェアシステムのデザイン能力を持った人材育成を目指す。大学ではこれまでも特任教授や客員教授を招いているが、専門外の人材を招くのは初めてで、学生向けの特別講義のほか、一般市民を対象とした講演会の開催を検討している。
同コース長の大場みち子教授は「社会システムをデザインするリーダーとなる学生を養成したい。細川さんの講義を通じて、コミュニケーション技術を高めてほしい」と期待する。
細川さんは自らのブログを通じ「これからはなるべくたくさん北の地、北海道へ往復し、これから未来を担う方々と一緒に時間を共有したい」と意気込むとともに「講義を通して自己表現、人間関係、社会生活、国際社会に負けないメンタルのコツを伝えられたら」としている。
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