石崎診療所きょうから再会…津田医師が赴任
update 2012/4/5 11:12
【上ノ国】医師不在で3月18日から休診となっていた上ノ国町石崎診療所(石崎243)が、5日から診療を再開する。新しく赴任した医師で医学博士の津田脩さん(69)は「住民の希望に応えられるかかりつけ医でありたい」と話している。
津田さんは網走管内湧別町育ち、東大医学部出身で、診療所では総合内科を受け持つ。介護分野や訪問医療にも積極的に取り組むとし、「北海道で育ったという恩返しの意味を込めて治療に当たるだけではなく、見過ごしたり見逃すことの多い病気の発見にも力を注ぎたい。医学の道を志した思いを忘れず、各個人の育ちや生活環境なども把握しながら、その人に最適な医療を心がけたい」としている。
4日は診療所スタッフと打ち合わせし、「施設、人材ともに恵まれており、奥深い医療を提供できるはず。最新の技術や施設が必要な場合もあるが、まずは住民一人一人の気持ちに寄り添った形で病気の治療や健康づくりの力となりたい」と意気込んでいる。
町は3月に後任医師の確保に動き、早い段階で診療再開にこぎつけた。工藤昇町長は「温かな人柄の津田先生が赴任してくれたことはありがたい。地域医療の一層の充実に期待している」と話している。
同診療所は、看護師である津田さんの妻も含め、計7人がスタッフとして診療運営に携わる。
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