新年度スタート、各所で屋外イベント
update 2012/4/2 12:48
記録的な大雪に見舞われた道南もようやく4月を迎え、1日は各所で屋外イベントが盛んに行われた。函館市では梁川交通公園(梁川町24)が開園を迎えたほか、千代台公園テニスコート(千代台町27)もオープン。江差町では開陽丸青少年センター(姥神町1)が今季の営業を開始した。函館市はこの日、最高気温が5・7度と3月中旬並みの肌寒い天気となったが、子どもたちの元気な声が響いた。
オープンを迎えた梁川交通公園には、親子連れら約160人が来園。大雪の影響でオープン直前まで雪が積もっていたが、3月末の暖気と職員総出による除雪でゴーカートの通路の雪を取り除き、開園にこぎつけた。
市内中道から家族3人で来園した山本直樹さん(39)の息子、翔大ちゃん(3)は「一人で運転できて楽しかった。またゴーカートに乗りたい」と話していた。
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スポーツシーズンも到来した。千代台公園テニスコートでは高校の部活動などが利用。生徒たちは冬期間屋内で活動していたため、待ちに待った屋外コートでの練習に精を出していた。
函館西高校硬式テニス部の女子主将、千田愛実さん(3年)は「冬はずっと体育館などで練習してきたから、伸び伸びと練習できて気持ちいい」とうれしそうに話す。
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一方、五稜郭公園では堀の周囲(約1・8`)にある歩道の雪がなくなり、ランニングやウオーキングの愛好家たちが、待ちわびた“シーズン・イン”を楽しんでいた。
堀はまだ凍結しており、冷たい風が吹くコンディションだったが、来園者はそれぞれのペースで体力作りに励んでいた。市内中道の主婦、前田陽子さん(27)は「2週間前は雪解けで歩くことも難しいぐらいの地面だった。早く暖かくなり、サクラのつぼみが膨らんでいくのを楽しみにしたい」と話していた。日本気象協会道支社が先月28日に発表した同公園のサクラの開花予想は、平年より4日遅い5月4日となっている。
また例年4月1日に開通する立待岬へ通じる市道は、路面凍結の影響でゲートオープンは延期されている。
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江差町の開陽丸青少年センターでも青空の下、海の見える敷地内の公園で子どもたちの歓声が響いた。管理棟では14日から特産品売り場を設け、5月3日には連休イベントを予定。今季から入館料を値下げし、大人500円、小中高生250円、小学生以下無料となっている。
町内の阿部幸果(こうか)さん(9)、幸世(ゆきよ)さん(7)姉妹は級友と訪れ、「公園の遊具が面白くて春休みのいい思い出になった。家で漢字と算数を勉強しているので、学校が始まっても大丈夫」と声を弾ませていた。
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