道南ゴルフ場、大量の雪でオープン遅れる

update 2012/4/2 12:47


 記録的な大雪の影響で、函館市内・近郊のゴルフ場では依然、コース上に大量の雪が積もっている。例年に比べてオープン日が2〜3週間遅れるなど、各ゴルフ場の春はまだ先のようだ。関係者は「一日でも早く楽しんでもらえるよう準備に取り組んでいる」と話している。

 函館パークカントリークラブ(函館市東山町185)では大型の除雪機を使い、準備を進めている。例年は3月中旬にオープンしているが、今年は4月10日前後と予想。予約やオープン日を確認する300件以上の問い合わせがあるという。同クラブは市街地から近く、フラットで広いフェアウェイが特徴。幅広く楽しめるコースが人気を集めている。年会費を1万5000円から9800円に下げるなど、親しみやすいゴルフ場を目指す。

 担当の斉藤巌さんは「大型の除雪機の導入と標高の低さでいち早くゴルフを楽しんでもらえると思う。誰もが親しめるゴルフ場なので、ぜひプレーしてください」と話している。

 例年の倍以上、120aの積雪がある大沼レイクゴルフクラブ(森町赤井川252)も融雪剤をまいて対応する。コースはほとんど雪で埋まっているため、昨年より2週間遅れの4月12日前後にオープンする予定。駒ケ岳を望むロケーションと乗用カートでほとんどの場所まで移動できるコースが魅力という。同クラブは「平日は食事付きで6480円。また会員はたくさんの特典があるのでぜひお問い合わせください」と呼び掛ける。

 函館KGカントリークラブ(函館市東山町205)は、例年より1週間遅い、4月20日のオープンに向けて準備中。融雪剤散布のほか、大雪の影響から雪を割って芝上にたまった水を流す作業も必要と考える。芝の美しい状態と函館山や市街地を見下ろす絶景が売りで、担当者は「ウッドクラブを使わないノーウッドオープンなど多彩なお楽しみコンペを企画しています」と話している。

提供 - 函館新聞社


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