神山児童館オープン
update 2012/4/1 12:31
函館市が神山町241に整備した神山児童館が完成し、31日に開館記念式典が開かれた。市の整備計画(1997年から10カ年)の最後に建設された児童館で、市内26カ所目。建設を待ちわびた地域住民らが完成を喜んだ。2日から利用を開始する。
市内で唯一、児童館未設置地域だった神山・陣川地域では、地域住民が長年にわたり整備を要望していた。財政状況の悪化などの理由で計画期間内に建設できず先送りとなっていたが、2010年にようやく具体化し、昨年9月に着工した。
完成した児童館は神山小のそばにあり、建物は鉄骨造り平屋、延べ面積478平方メートル。建設費は総額2億3327万円。
バスケットボールのゴールを設置した遊戯室や集会室、児童用書籍や絵本などをそろえた図書室、乳幼児専用室、地域交流室、創作活動室を設けている。
児童や生徒の放課後活動の他、地域の母親クラブの活動拠点、3世代交流の場として利用される。児童館独自の行事も行っていく考えだ。
同児童館で行われた会館式典には来賓や町会役員、同小の児童、保護者ら約200人が参加。入り口前でテープカットが行われた後、式典が行われ、工藤寿樹市長が「子どもたちの学びの場、育ちの場の拠点ができたことは有意義。地域に長く愛される児童館になるよう祈念しています」とあいさつ。続いて、市議会の板倉一幸副議長が「地域からの建設の要望を受けて以来、実現に向け取り組んできた。長年の思いが実り感慨深い」と述べた。
児童を代表し、同小6年の杉山誠実君(11)が「これからみんなで約束を守って仲良く楽しく利用したい」とお礼を述べた。式後、もちつき行事が行われ、来場者に汁粉が振る舞われた。同児童館の館長を務める佐藤良一さん(63)は「地域の人たちと一緒になって児童館運営に取り組んでいきたい」と話した。
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