Jバス発車オーライ! コミュニティーバスあす無料試験運行
update 2012/3/31 13:23
函館市陣川町の陣川あさひ町会(西川孝一会長)は4月1日から、地域住民の足としてコミュニティーバス「Jバス」を試験運行する。運行財源となる定期券などの販売収入が当初の見込みより伸び悩む中、同町会はホームページの開設や1枚単位のチケットのばら売りなど、あの手この手でPRに懸命だ。
Jバスは、行政の補助を受けずに定期券収入などの自主財源で運行する「全国でも珍しい試み」(道運輸局)。当面は1年間の試験運行で、函館バスと運行委託契約を結び、73人乗りの大型バスで平日に1日7便、土日、祝日に3便運行し、既存の路線バスにはないルートを約45分かけて巡回する。
町会が函館バスに払う委託料は月60万円。町会は収入が51万円を割り込むと赤字を負担することになる。財源は月2500円の定期券や2カ月有効の15枚3000円の回数券。だが、30日現在、販売額は約33万円で、採算ラインの約6割にとどまり、「まだ様子見の状態」(同町会)という。
このため、町会は町会館のみで1枚200円のばら売りを始めたほか、運行ルートや利用方法を紹介するホームページ(http://wwwf.ncv.ne.jp/jinkawa/index.htm)も開設。通学や通院、買い物などでのバスの利便性を伝える手作りの紙芝居も作製し、町会行事などでPRしている。
運行初日は午前9時半から、サンクス陣川店前で出発式を行い、全便無料で運行する。定期券などは同町会館やサンクス陣川・神山両店など4カ所で発売中。問い合わせは同町会TEL0138-31-8855。
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