自転車商戦本格化 大雪で大幅遅れ 各店販促強化
update 2012/3/31 13:23
今冬の大雪の影響で根雪が残る中、函館市内の店舗で自転車商戦がようやく本格化してきた。各店とも「ママチャリ」の名で親しまれ、後方に荷台のあるタイプに加え、安全性や防犯機能が高い商品に人気が集まるとみており、大幅に遅れた商戦ピークに向けて力を入れていく。
函館市港町3のジャンボイエロー港店は、3月上旬からママチャリ(約1万円〜)をメーンに70台を展示。これまでの傾向として、従来の変速ギアにとどまらず、表面の溝が深いタイヤや、さびにくいステンレス製のハンドルを備えた製品が注目されているという。
ただ、3月に入っても寒さが続いたため、ターゲット層とする高校・大学進学を控えた若い世代、高齢者らの来店は少ない。同店は「徐々に暖かくなってきており、そろそろ商戦は活発化するはず。カラフルな商品も多いし、例年並みの売り上げを確保したい」と話す。
約500台を並べる市内石川町231のホーマックスーパーデポ石川店は、パンクを防ぐチューブレスタイヤの自転車(2万5000円)を初めて陳列。昨年、タイヤに厚みのあるゴムを付けた自転車が好評だったことから、さらに付加価値を付けて200台用意した。従来品に比べ価格は高めだが「パンク防止型は年々人気が出ている」(同店)ため、需要は期待できるという。商戦期間が大幅にずれ込んだため「4月2週目までが繁忙期になりそう」と同店。
市内本通1のスピード商会本通店では、1回の施錠で2カ所をロックしたり、夜間時にライトが自動点灯したりするママチャリ(2万5000円〜3万円)、さらに通勤とレジャー用を兼ねたスポーツタイプ(6〜7万円)が今年も好調という。ガソリン価格高騰も影響し、マイカーから自転車へ切り替える大人も増えているが「商戦時期が大幅に遅れたため出足は遅い。今後売り込みを強化する」としている。
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