函館市が道南と青森の広域観光PR冊子
update 2012/3/30 12:16
函館市は、函館を軸とする広域観光ルートを紹介する冊子「ぐる〜と はこだて」を作成した。市内だけでなく、道南18市町や青森県内の情報もふんだんに盛り込み、食や散策、体験など函館観光の「王道」ではない切り口から、新しい滞在型の観光プランを提案している。
市の冊子で、市外の観光情報まで詳しく提供するのは珍しい。2015年度の北海道新幹線開業を見据え、市は道南全域や青森を「函館観光圏」として捉え、「函館を拠点にエリア全体で観光客の楽しみ方を増やし、長期滞在や消費につなげたい」(観光振興課)と説明する。
冊子では女性を主なターゲットに設定。フランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に掲載されたスポットをはじめ、四季折々の自然や温暖で過ごしやすい気候、陸海空の多様な交通アクセスなどを写真、地図、グラフを交えて紹介している。
市が1年がかりで独自に開発した「観光ルートガイド」は、半日から日帰り、2泊3日まで計40種類の周遊プランを提案。「半日」のコースでは知内町のカキや森町のボタンエビなどグルメを堪能できる行程のほか、福島町の松前神楽などの伝統神事見学や、七飯町大沼の雪上散策などバラエティーに富んでいる。
青森の下北で大間マグロや恐山を満喫したり、津軽で冬場に地吹雪を体験したりと、一風変わった宿泊型プランも。青函に共通する縄文や温泉、屋台を堪能できる旅も提案している。同課は「地元の人にとって日常の世界まで掘り下げた内容」とPRする。
A4判オールカラーで40ページ。市が130万円かけて5000部作成し、2月下旬から旅行会社などに配っている。冊子は市観光コンベンション部のホームページで掲載しているほか、市内の観光案内所や市役所で配布している。問い合わせは同課TEL0138-21-3499。
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