地方空港の土産品 ネットでお買い物…函館など8社が共同事業
update 2012/3/29 12:37
函館空港ビルデング(函館市高松町、東陽一社長)をはじめとする地方空港ビルの管理運営会社など8社は、共同事業体「空港通販有限責任事業組合(以下空港通販LLP)」を設立。インターネットを利用したショッピングモール「クーコ・モール」を4月2日正午に立ち上げる。各社は経営基盤の強化や地域活性化に期待する。
参加するのは函館、仙台、福島、大分、長崎、宮崎の6空港ビル運営会社と、全日本空輸(ANA)、ITサービスのトランスコスモス(東京)の8社。事業組合は2月上旬に立ち上げ。各空港ビル会社ではこれまで、独自にネットショッピングサイトを持ち運営してきたが、全国の空港が集まることで“空港のモール”としての魅力を価値につなげようと集まった。
クーコ・モールは「空港のモール」から命名。総合サイトに示された各地の空港を選択すると、各空港ビルのページで買い物ができる。スタートに当たり、函館空港ビルは道南の水産加工品や道内の人気土産品などを中心に約120アイテムを用意した。同社は「定期的に入れ替えし、旬の商品を提案したい。オリジナル商品の開発も視野に入れている」とする。
同事業組合は今後、全国各地の空港ビル運営会社に参加を呼び掛けていく方針で、「将来的には全国の空港を網羅したい」(函館空港ビル)とする。また、国は全国27の国管理空港の空港系事業の委託化を目指しており、各ビル会社の経営基盤が強化されれば円滑な受託にもつながる。
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