茂辺地ICが開通…江差自動車道

update 2012/3/25 13:19


 【北斗】函館市と江差町を結ぶ高規格道路、函館・江差自動車道(総延長約70キロ)のうち、北斗富川インターチェンジ(IC、北斗市富川)―北斗茂辺地IC(同市茂辺地)間5.4キロが、24日午後3時に開通した。これにより函館茂辺地道路(函館IC―北斗茂辺地IC間18キロ)がすべてつながった。今回の南伸で約3分の短縮効果があるとしている。

 同日、開通に先立ち北斗市茂辺地住民センターで開通記念行事実行委(委員長・高谷寿峰北斗市長)主催の祝う会が開かれ、約110人が出席。高谷市長が「近隣市町間の交流を促し、函館港や函館空港への物流の効率化をはじめ、生活の利便性や地域の救急医療、防災機能の向上にもつながる。災害時の避難路としても有効活用が期待されるなど、命の架け橋がつながった」とあいさつ。祝辞で民主党の逢坂誠二衆院議員が「この先の木古内、江差、そして松前半島道路の整備に向け、しっかりと取り組んでいきたい」と強調。函館・江差自動車道早期建設促進期成会副会長の浜谷一治江差町長が「桧山と渡島をつなぐ安全・安心・命の道として、江差までの整備促進に向けた大きな一歩だ」と述べた。

 式典後、茂辺地IC本線上で函館開建の高橋敏彦部長ら10人がテープカット、67台が通り初めをして開通を祝った。

 函館開建によると、同区間は2003年度に工事着手。暫定2車線で最高制限速度は70キロ。開通区間で唯一の「矢不来(やふらい)トンネル」(519メートル)や、茂辺地高架橋(739メートル)がある。函館IC―北斗茂辺地IC間の事業費は860億円。北斗茂辺地IC―木古内IC(仮称)間16キロの開通は16年度以降の予定で、工事進捗(しんちょく)率は37%(11年度末)。

提供 - 函館新聞社


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