島民との触れ合い発表…北方四島交流意見交換会

update 2012/3/25 13:18


 北方領土復帰期成同盟渡島地方支部(村上幸輝支部長)主催の「北方領土わーく」北方四島交流意見交換会が24日、函館市国際交流プラザ(元町14)で開かれた。市民約80人が集まり、学生によるビザなし交流体験の発表会などを通じ、理解を深めた。

 開会のあいさつで、村上支部長は4日に行われたロシア大統領選でプーチン氏が当選したのを受け、「領土問題解決に強い意欲を示しているが、依然として返還への道のりは厳しい状況にある。そのため今後も粘り強く運動を続けていきたい」と話した。

 その後、ロシア極東大学函館校の学生が択捉島を訪れた体験を発表。昨年9月に訪問した1年生の平岩史子さんは「道路はほとんど舗装されていなく、信号機はない。空港は1つあり現在新しい空港を整備中だが、あまり建設は進んでいない」などとインフラの状況を報告した。

 た庄林茜さん(1年)は生活状況を紹介。「島の人口は約6200人で、小学校では定期的に日本語の授業をしていると聞いた。温泉が開発されて外国からの観光客が来ているなど、近い将来住みやすい土地になると思う」と話していた。

 会ではこのほか、小学校児童でつくる「函館豆記者交歓会」の根室取材の報告や、外務省ロシア課外務事務官の斎藤啓輔さんによる講話が行われた。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです