大野新道と交差部分の高架橋の橋桁工事が本格化

update 2012/3/24 13:35


 【北斗】北海道新幹線の「大野新道橋りょう」工区で23日夜から、大野新道(国道227号)と交差する部分の橋桁建設作業が本格化している。交通量の多い幹線道路上での作業で、間近に迫る新幹線開業を実感できる現場のひとつ。鉄道・運輸機構北斗鉄道建設所によると、国道両端に設置した橋脚同士の支間長50メートルは全工区で最長。4月10日までクレーン車で受桁となるH形鋼を架設する作業が続く。

 同工区は、市道千代田1号線から道道大野大中山線までの延長2119メートル、総工費は約52億円。東急・株木・泰進・広野組特定建設工事共同企業体が担当している。同機構によると、橋桁は全幅が約12メートル、支間長が50メートルあるため、強度と重量のバランスを両立するため、中央部が空洞のボックス構造となる。

 大野新道は一部区間で23〜31日は上り車線(七飯から函館方向)、4月1〜10日は下り車線(函館から七飯方向)を夜間通行止めとし、それぞれ、橋脚と、国道の歩道、中央分離帯部分に設置した仮設の支柱上に、受桁となるH形鋼を並べ、その後は型枠を組み、コンクリートを打設する作業が始まる。

 工事に伴う通行止めの時間帯は毎日午後9時から午前6時まで。通行可能な車線を使用しての対面通行(片側1車線のみ)となる。8月11日までは高さ4・1メートルを超える車両の通行は終日できない。

提供 - 函館新聞社


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