市電に全国初のWi―Fi設置

update 2012/3/24 13:35


 函館市などは23日から、路面電車や主要観光施設での公衆無線LANサービス(Wi―Fi)を開始した。2015年度の北海道新幹線開業に伴う観光客の増加を見据え、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)やiPadなどタブレット端末利用者のインターネット接続を可能にし、利便性向上を図る。市などによると、路面電車内での全面的なWi―Fiサービス提供は全国で初めてとなる。

 同サービスは市と市企業局、北海道新幹線新函館開業対策推進機構と、通信大手KDDIのグループ企業「ワイヤ・アンド・ワイヤレス」(本社・東京)が共同で展開。新幹線開業の効果を高めるアクションプラン(行動計画)に基づき、観光客受け入れとともに、急速なスマホの普及に伴う環境整備の一環として実施する。

 同サービスは月額380円で、スマホやタブレット端末を持つことで契約先を問わず利用できる。KDDIが展開する携帯電話ブランド「au」のスマホ契約者は無料で利用できる。また、一定時間内の利用プラン(6時間、1日、3日間、1週間=いずれも有料)を設定し、外国人観光客に対応する。各プランはサービスエリア内で申し込み可能で、クレジットカードで決済する。

 すでに市電の全車両で利用可能となっているほか、函館山ロープウェイ山麓駅、五稜郭タワーアトリウム、市地域交流まちづくりセンターと函館朝市の一部で利用できる。今月末までに函館空港との連絡バスに設置するほか、函館駅前のバス待合所、金森赤レンガ倉庫など7施設は5月末までに利用可能とする。

 今後はサービスエリアの拡大や、函館の独自情報を提供する仕組みを検討していく。市や市企業局は「市民や観光客には情報収集に役立ててほしい」とPR。同社は夏以降に別の料金プランを投入するとしており「市内でも人々の集まるところで積極的に広げていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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