来月から市民意見募集 都市景観審議会
update 2012/3/23 12:26
函館市都市景観審議会(岩田州夫会長)が22日、市役所で開かれた。市内西部地区の景観保全に向けた市の都市景観条例の改正案が了承されたほか、4月からパブリックコメント(市民意見)を募集することが示された。6月の定例市議会で提案し、12月からの施行を目指す考え。
改正案は、市が指定する都市景観形成地域(120ヘクタール)内にある、伝統的建造物保存地区(14.5メートル)に隣接した八幡坂や二十間坂などの沿道を、最重要景観の「景観形成街路」に選定。建物や工作物を新築、増築、改築する場合に、届け出前に市との事前協議を必要とする制度を設けることが柱。景観形成地域内では基準に合わない場合、国の景観法に基づく罰則規定を科すことができる。 市は今年2月に素案を示して以降、関連団体や町会などを対象に説明会を開催。市都市建設部は「見直しには大きく影響しない」とした上で、一部文言を修正して改正案とした。
市は併せて、都市景観条例案、景観計画案、屋外広告物条例案に対するパブリックコメントを、4月6日から5月7日まで募集することを報告した。
審議会ではまた、景観法に基づき2008年に策定した市景観計画の改訂案を了承。景観に関連する計画が景観計画のほかに、市全域を対象とする「都市景観形成基本計画」と、都市景観形成地域にかかる「景観形成計画」が存在する現状を踏まえ、荒井俊明都市建設部長は「計画を整理し、法律に基づく景観計画に一本化したい」との見解を示した。
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