大雪の影響、パークゴルフ場の今季営業に遅れ

update 2012/3/20 12:33


 今冬の記録的な大雪の影響で、函館市内のパークゴルフ場は現在も大量の雪に覆われ、今季営業は大幅に遅れる見通しだ。3月下旬ながら各施設の積雪量は未だに50センチ前後で、一部では例年の1カ月遅れのオープンの可能性も。関係者は「天候状況を見極めながら、少しでも早く開業できるようにしっかり準備を進めたい」と話している。

 桔梗町461の函館桔梗高台パークゴルフ場(佐藤紀華支配人)は、19日現在で30〜50センチほどの雪が広さ3ヘクタールのコース全面を覆っている。融雪剤を使っているものの、3月以降も断続的な降雪に見舞われ効果は薄いという。毎年3月上旬〜中旬に営業を開始し、同月だけで1500〜2000人が利用するが、今季のオープンは3月末にずれ込む見通し。

 「雪の影響でこれだけ遅れるのは初めて」と驚く佐藤支配人は「まだまだ寒さが続くようならさらに延期するかも。コースの一部をリニューアルして営業に備えていたのに、これだけの深雪だから仕方がない」と話す。

 新旧2つのコースを備える陣川町122の陣川温泉パークゴルフ場(広正和子代表)は、毎年3月上旬から順次営業を開始している。今年は4月7日のオープンを予定するが、まだ70センチ近い雪が残るため正式決定はしていない。担当者は「これ以上寒さが続かなければいいけど…」と願う。

 一方、市緑化推進課は毎年4月2週目の土曜日にすずらんの丘公園(滝沢町93)、空港緑地志海苔ふれあい広場(志海苔町294)、恵山町シーサイド(高岱町68)、白石公園(白石町208)の各施設を一斉営業しているが、今年は延期する可能性も。同課は「雪が解けても芝生が乾くまで2週間はかかる。施設の状況と天候を見極めて判断していきたい」とする。

 一般愛好家は、一日も早いシーズンインを待ちわびている。函館市美原の立蔵竹子さん(73)は、毎年月10回程度プレーするといい「冬季は室内パークゴルフ場を利用しているが、やっぱり思い切りスイングできる屋外で楽しみたい。早く雪解けしてほしいですね」と期待していた。

提供 - 函館新聞社


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