函館市、湯川漁港に交流広場整備へ
update 2012/3/20 12:33
函館市は新年度から2カ年で、函館湯川漁港(湯川町・湯浜町)に交流広場を整備する。湯の川温泉街に近いことから、市民や観光客が海や漁業に親しんでもらうのが目的。新年度は測量試験や設計を行う考え。
湯川漁港は、道が2001年から10年間で約54億円をかけて整備し、11年度から供用を開始した、市内で最も新しい漁港。護岸としての機能を持ちながら、人が水辺で楽しめるように配慮された「親水護岸」を備えているのが特徴。第1種漁港として地元の漁船が利用する一方、温泉街に隣接しており、毎年8月に開かれるはこだて湯の川温泉いさり火まつりでは「花火の見物スポットとして最適の場所」(市農林水産部)という。
交流広場は曲線型の親水護岸を生かして、東屋やトイレ、ベンチ、駐車場を設ける。2年間の概算事業費は9000万円で、半額は国から交付金を受けて整備。工事は13年度からの予定で、新年度予算案には関係経費700万円を計上、設計や地質調査などを行う。
市内に点在する漁港のうち、尾札部漁港の黒鷲岬地区(分港)では旧南茅部町時代に防波堤に遊歩道を設置しているが、旧市域の漁港で交流スペースを設けるのは今回が初めてとなる。改行 同部は「観光客や市民が海と触れ合える施設として、漁業者や組合、町会などと調整しながら整備を進めていきたい」と話している。
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