次期衆院選 共産・古岡氏出馬へ 

update 2012/3/17 12:56


 共産党函館地区委員会(高橋佳大委員長)と同渡島・桧山地区委員会(原田有康委員長)は16日、次期衆院選の道8区公認候補に、党道8区政策委員長の古岡友弥氏(35)を擁立すると発表した。古岡氏は出馬表明にあたり「消費税増税に反対し、TPP(環太平洋連携協定)参加阻止に全力を尽くしたい」と述べた。

 同党の道8区への候補擁立は、2005年の前川一夫氏以来。09年は選挙区候補擁立を見送ったが、昨年12月の党中央委員会で衆院の全選挙区に候補を立てる方針が決定したことを受け、両地区委員会も同月から候補擁立に向けた協議を重ねていた。

 函館市内で会見した古岡氏は「民主党政権は国民にかつてない苦しみを与えており、なぜ今消費税増税か賛成できない」と批判。主要政策として消費税増税、TPP参加への反対、大間原発の建設中止、若者の雇用創出を挙げ、「民主党は原発を推進しており、国民の声に応えることはできない。原発のない社会を目指したい」と訴えた。

 また、8区選対本部長に就任する高橋氏は「国民は民主党に失望しているが、自民党政治に戻りたいとも思っていない。共産党の選択肢を有権者に提示する必要がある」と述べ、古岡氏については「若くて力もあり、最強の候補の一人」と評した。

 古岡氏は1977年、江差町生まれ。江差高卒。医療法人道南勤医協医療協会勤務などを経て、昨年4月に道議選函館市区に出馬し落選した。

提供 - 函館新聞社


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