道南の食 魅力一冊に…ハンドブック完成

update 2012/3/16 12:26


 道南の食の魅力がたっぷり詰まったハンドブック「南北海道食彩王国」が完成した。渡島・桧山管内の一次産品67品、加工品108品、飲食店36店舗を紹介。道内外の食品バイヤーや料理人ら食のプロ≠ノ配り、優れた食材のPRと販路拡大につなげる。

 渡島総合振興局食と観光振興室が2000部作った。表紙には道南を「北海道のイタリア」と位置づけ、食の宝庫を連想させる絵柄を採用。品目ごとに生産者の顔が見え、商品へのこだわりが分かる工夫を凝らし、問い合わせ先も掲載している。

 一次産品はゴッコ(ホテイウオ)やドンコ(エゾイソアイナメ)、タマフクラ、カボチャ「くりりん」、はこだて和牛、函館男爵黒豚など道南ブランドを紹介。加工品は松前漬けやタラコ、たま福来甘納豆、えぞ鹿ジンギスカンなど海・山の幸が勢ぞろい。飲食店は地元食材にこだわった名店を取り上げている。

 また、函館独自の食イベントとして「バル街」、食に関するプロ集団「クラブ・ガストロノミーバリアドス」の活動をPRしている。

 A4判、全カラー198ページ。一般配布は行わず、ハンドブックと同じ内容を同振興局のホームページ(HP)に今月下旬から公開する。

 同室は「今後も優れた食材を発掘し、新しいものを取り入れて改定版を発行できれば」としている。

提供 - 函館新聞社


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