「大間中止」求め600人行進

update 2012/3/12 12:02


 東日本大震災から1年がたったのに合わせ、さようなら原発1000万ン人アクション連鎖集会「福島原発事故から1年、やめるべ、大間原発!3・11函館集会」が11日、函館市千代台町の千代台公園で開かれた。日本の「安全神話」が崩れたことで、大間原発も一度事故を起こすと30キロ圏内にある函館は「死の街」と化すとし、直ちに建設中止を求める集会アピールを採択した。

 道南地域平和運動フォーラム(相沢弘司代表)の主催、渡島・桧山管内の労組などから約600人(主催者発表)が参加した。

 同フォーラムの小林久恭副代表は「大間で原発を造っており、泊原発もある。仮に事故が起きたら北海道は住めない土地になる。原発推進を止めるには、地域で脱原発に向けた行動を起こしていくことに尽きる」とあいさつ。大間原発訴訟の会の竹田とし子代表、バイバイ大間原発はこだてウオーク実行委のピーター・ハウレットさんが連帯あいさつした。

 集会後、同公園から本町を通り、梁川町のベルクラシック函館までの約1`を「福島原発事故を繰り返すな!」「大間原発の建設を中止しろ!」「泊原発の再稼働は許さないぞ!」などとシュプレヒコールを上げながら行進した。

 行進後、ベルクラシックで学習会が開かれ、原子力資料情報室(東京)の沢井正子さんが講演。「東京電力でさえ、核燃料がどこで溶けているのか分からず、いまだに放射能は出ている。この状態で収束宣言(昨年12月に政府が発表)はあり得ない」と批判。大間原発については、原発運転の経験がない電源開発(東京)がフルMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)原発を計画していることや、火山が近いこと、敷地内に未買収地(民有地)があることを指摘し「皆さんの力で止めることは可能」と訴えた。

提供 - 函館新聞社


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