「3・11忘れない」歌や踊り、行灯行列

update 2012/3/12 12:02


 東日本大震災の被災者支援のために集まった有志でつくる「函館ハート・プロジェクト」が11日、金森ホール(末広町14)でチャリティーイベント「3・11を忘れないために」を開いた。市民や観光客ら大勢が参加し、歌やダンス、写真展示などを通じて被災地復興への祈りをささげた。

 呼び掛け人の大野友莉さん(30)が中心となり、昨年3月から始まった同プロジェクト。震災を風化させず、当たり前の大切さを知り、人のつながりに感謝することを目的に活動している。

 会場では、フードコーナーや被災地の写真展示、ステージライブを披露。福島県郡山市との映像も中継した。地震が発生した午後2時46分、参加者たちは海側を向いて立ち、1分間黙とうして追悼の意を表していた。

 大野さんは「ほんの少しでも被災者の役に立ちたくて始めました。同じ気持ちの人がつながり合う力を支援に使い続けたい」とあいさつ。トークの部では、福島県いわき市で震災を体験した道場彰規さん(39)が、声を詰まらせながら当時の状況を語った。

 函館朝市どんぶり横町市場前から会場までの津波が到達したラインを練り歩く「震災追悼・キャンドル点灯ウォーク」も実施。団体や市民ら30人以上の行灯(あんどん)行列が、「がんばろう」などの応援メッセージが書かれた約400個のキャンドルに火をともしながら、復興を願う明かりを会場までつなげた。

 大野さんは「外に出るのを自粛している人もいるはず。震災を忘れることなく、心をひとつにして未来に向かっていきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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