こね外し 春の訪れ
update 2012/3/11 13:02
【七飯】赤松街道を愛する会(寺沢久光会長)は10日、七飯町鳴川周辺の国道5号で、害虫駆除の「こも外し体験会」を開いた。町民ら約60人がこも(むしろ)外しや、中に入った害虫マツケムシの生態を観察。春の訪れを告げる恒例行事で環境に優しい取り組みを学んだ。
函館市桔梗から同町峠下まで続く約14`の赤松街道には約1400本のアカマツなどが植栽され、地域の人たちの手で大切に守られてきた。今回はそのうち70本のこも外しをNPO法人函館エコロジークラブ(福西秀和理事長)の指導を受けて体験した。
樹木医の斉藤晶さんが「虫たちはむしろを草むらと勘違いして越冬する。こも巻きで七飯のアカマツは140年以上を生き抜いてきた」と解説。長年にわたり伝承された方法に参加者は感心し、秋のこも巻き体験の参加にも意欲を見せていた。
提供 - 函館新聞社
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