食の宝庫「道南」PR
update 2012/3/6 12:31
渡島総合振興局と桧山振興局は新年度から、北海道新幹線開業を見据えた「道南ブランドステップアップ事業」に取り組む。良質食材として一定の成果が出ているガゴメコンブやタマフクラ以外にもすそ野を広げ、道南一次産品の高付加価値化を進める。道南を食の宝庫「北海道のイタリア」として売り込む作戦で、地域ブランド「道南ブランド」の確立を目指す。
地域政策推進事業(振興局独自事業)で、2012年度から3カ年計画で取り組む。12年度は予算額197万9000円を盛り込んだ。「道南食のブランドづくり事業」(09〜11年度)に続くもので、食の販路拡大・ブランド化を一段と加速させる。
同事業をPRするため両振興局が考案したのが「南北海道食彩王国」。道南がイタリアの形に似ており、海に囲まれて農水産物にも恵まれ、道内でも温暖な地域であることから「北海道のイタリア」というイメージを打ち出した。渡島総合振興局は「道南の食の豊かさを発信できる」(食と観光振興室)と強調する。この絵柄を使ったポスター(A1版)100枚を作ったほか、今月中旬には表紙にしたハンドブック(A4版)を2000部発行。ハンドブックでは道南の一次産品67品、加工品108品、飲食店36店舗を紹介し、道内外の食品バイヤーや料理人に配る。同振興局のホームページ(HP)にも内容を掲載予定。
事業では、道内外の物産展や商談会でこの絵柄を掲示してPR。パンフレットも作る。首都圏の百貨店などで道南フェア(物産展)も開催する。1カ所のみで、場所や日程は未定。また、10月には個別相談会を函館市内で開き、道南の加工品の売り込みや食のプロから改良に向けたアドバイスを受ける。
渡島総合振興局は「12年度は個別相談会に青森の業者に参加してもらったり、青函のコラボレーション(共同制作)商品を開発したりと、青森との連携を一層進めたい。13年度以降は他の東北各県とも連携していきたい」とし、新幹線で結ばれる北海道、東北のPRに力を入れる。
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