宗派超えしめやかに

update 2012/3/5 11:16


 東日本大震災発生から1年を前に、東本願寺函館別院(島潤二輪番)東山支院(東山1)は4日、被災者を追悼する法要を営んだ。門徒ら約50人が参列。犠牲者の冥福と被災地の早期復興を祈った。

 震災1年を契機に宗派を超えて祈りをささげる場を設けようと、同支院の沢井聡主任が企画。しめやかに読経が行われる中、参列者は一人ずつ焼香台の前で手を合わせた。

 次いで、2月中旬に被災地でボランティア活動をした宝皇寺(桔梗)の間瀬淳雄住職が現地の様子を報告。「ゴールデンウイークに5万人いたボランティアは10分の1にまで減った。皆『私たちのことを忘れないでほしい』と口にしていた」と紹介。「物資支援はある程度達成しているが、一緒に遊んだりお酒を飲んだりといった精神的な支援はまだまだ継続が必要」と語った。

 また、島輪番は法話を行い「困難を前にした時、帰る場所や帰る人がいることはとても大切で、これがないと世の中に生まれてきた意味を見失いかねない。日々の幸福を大事にしてほしい」と述べた。

提供 - 函館新聞社


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