訓練で防災意識高める
update 2012/3/5 11:16
【江差】本願寺江差別院(本町212)で4日、東日本大震災1周忌追悼法要と防災訓練が行われた。児童7人を含む門徒20人が参加し、犠牲者の冥福を祈り、防災の心構えを新たにした。
大震災発生から1年を前に、防災意識の向上を掲げて参加を呼びかけた。法要は本堂で行われ、高倉健司・副輪番の読経の中、一人一人が焼香し、手を合わせた。 講話と実践の防災訓練は、江差消防署が協力し、緊急消防援助隊として石巻市に入った署員の早川翼さん(33)が、写真を交えて活動報告。甚大な被害状況下での任務を振り返り「災害弱者の障害者らにもっと手厚い助けが必要で、助かる命も助からなくなると感じた。大震災のことを絶対に忘れず、多くの教訓を未来に生かしていかなければならない」と強調した。
ほかの署員も、圧迫止血や毛布や衣類での担架づくりなど救急法の基本、消火器の使い方を分かりやすく伝えた。児童たちには「けが人の応急処置は、大人でも気が動転してできない場合があるけど、勇気を持って今日学んだことを実践してほしい」と呼びかけた。
江差小3年の木村愛月(まなか)さん(9)は「命を守る大事なものをたくさん勉強することができた」。真田節子さん(80)と佐藤麗子さん(80)は「このように子どもから大人まで皆がそろって訓練に臨むことは素晴らしい。意義ある法要と訓練に参加できて良かった」と話していた。
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