七飯町予算案 2.8%減の91億4000万円
update 2012/3/3 11:11
【七飯】七飯町は2日、2012年度の予算案を発表した。一般会計総額は前年度当初比2・8%減の91億4000万円で、5特別会計と水道事業会計を合わせた総額は165億8102万円となった。6日開会の町議会定例会に提案する。
会見で中宮安一町長は、東日本大震災を教訓とした防災体制の見直しが急務とし、自らの公約に掲げ、13年度までの着手を明言していた図書館建設の先送りを表明。「消防庁舎の建て替えや、七飯中学校の耐震化、老朽化が著しい大中山小学校の土地利用構想の作成を進める」と述べ、公共施設の改修を優先するとした。
一般会計の主な歳入は、町税が町民税の増額分と固定資産税の減額分がほぼ同額で、全体では微増の24億9139万円を見込む。地方交付税は5000万円減の30億8000万円。実質的な歳入不足を補うため、財政調整基金から約3億4000万円を繰り入れるなど、基金からの入金は5億3081万円。町債発行額は4億5610万円とした。
歳出では、民生費が子ども手当の減額などで同7013万円減の28億650万円、土木費は鳴川団地建設や総合公園整備事業の終了で、2億2500万円減の11億1975万円。公債費は10億4335万円で、12年度末の起債残高は95億2297万円となる見通し。
主な事業では、合併処理浄化槽設置補助事業の対象者を一般住宅から事業所にまで拡大し、補助上限は3000万円とし、5332万円を計上した。観光振興では、5カ国語に対応したプロモーションDVDを製作する。また、企業立地促進条例を改正し、補助上限を2000万円から1億円に引き上げ、企業誘致の促進を図る。
建設事業では、住民からの要望が強かった町営温泉施設「アップル温泉」の露天風呂にあずまやを設置。藤城小学校の教員住宅建設工事費として2788万円、七飯中の耐震改修工事費には3023万円を計上した。
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