前田氏が自民8区支部長に決定、次期衆院選に出馬表明
update 2012/3/1 10:17
【札幌】自民党本部は29日、党道連(伊東良孝会長)が道8区(渡島・桧山管内)支部長として上申していた松前町長の前田一男氏(45)を、正式に支部長に選任した。前田氏は次期衆院選に党公認で出馬を表明し、「道南の疲弊を感じており、活性化させたい。人を道南に呼び込んで雇用を増やし、若者が残れるまちを作りたい」と意欲を示した。次期衆院選への出馬表明は前田氏が初めて。自民党は今後、次期衆院選に向けた体制構築を本格化させる。
党道連は8区支部の決定を受け、2月8日の総務会で前田氏の推薦を決定。谷垣禎一総裁や石原伸晃幹事長らとの面談を経て、29日に支部長に決まった。
前田氏は札幌市内で川尻秀之支部長代行(函館市区選出道議)らとともに会見。民主党政権について「2年半で内政も外交もめちゃくちゃになった」と批判し、「国政レベルでは防衛と保守思想に基づいた経済、政治、教育を訴えていく」と強調。
その上で、長年の懸案となっている保守一本化に関して「厳しい経済状況の中で分裂と言っていられない。地域の将来を見据え、一丸となりたい」と、議席奪回に向けて団結する必要性を訴えた。
また、前田氏は松前町長の任期を4月10日まで残しており、「議会が3月14日までなので、きちんと議会を終え、町民に役目を果たしたい」とした。
前田氏は1966年松前町生まれ。北大工学部卒。2003年に無所属で衆院選道8区に出馬し落選。04年の松前町長選に出馬して初当選し、現在2期目。8区支部が昨年12月から行った支部長公募に自薦で応募していた。
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